最近、空ものラジコンを始めた知り合いの練習機として購入したTechOne社のFunTrainerです。実は本日の4回目のフライトでやっとまともに飛ぶようになったのです。この機体には本当にてこずりました。
動画を撮りましたのでまずは見てください。
初フライト含め、三回のフライトはすべて失敗でした。
状況は離陸後に右に傾き(ここまでは普通に良くあるパターンです)、エルロン逆舵で姿勢が戻らずにそのまま地上に激突というパターンです。
数回の激突で、機首部分のモーターマウント(シナベニヤ)、EPPはかなり損傷を受け、修理でかなり時間が取られました。
良く、言われる、飛行一秒・修理一日というパターンです。
原因も分からないまま、改造を施しました。
- 主翼上反角の低減
- 垂直尾翼のカーボン・スパー補強
- ダウンスラスト量の低減
- プロペラサイズダウン(8インチ→7インチ)
- エルロン→ラダーミキシング50%入れ
- 主翼のカーボン・スパー補強(但し、これはフライト成功後)
個々の改造点を簡単に説明していくと、
1.主翼上反角の低減
オリジナル機体がラダー機のせいなのか異様に上反角が付いているのが気になり、この上反角がエルロン効き具合を悪くしているのかと思い、目分量ですが少なくしました。
写真が上反角を下げた現在の状態です。加工前のオリジナル状態の写真は初飛行時の画像があるのでこれで見比べてみてください。
2.垂直尾翼のカーボン・スパー補強
エルロン効きには直接関係ないけど、フニャフニャでいかにも強度不足をいう感じがしたので0.5㎜厚x3㎜巾のカーボン・スパーを埋め込みました。(画像の中心にある黒い縦線が埋め込んだスパーです)
3.ダウンスラスト量の低減
当初はダウン傾向が強く、ピッチングが激しかったのでダウンスラストを思いっ切り少なくしました。
オリジナルでは、機首のEPP部分とペラの回転面が平行になるほどダウンが付いてました。モーターマウントのシナベニヤを作り変え、更にEPOでかさ上げして何とかスラスト角度を少なくしました。下の画像はオリジナル時のものです。
4.プロペラサイズダウン(8インチ→7インチ)
メーカー推奨サイズのEP8040 (オレンジ)ですと、余りにも元気に飛びすぎるのでワンサイズ下げました。現在はGWSの7040SF(グレー)です。
5.エルロン→ラダーミキシング50%入れ
項目1~4の改造で何とか墜落せずに飛ばすことはできるようになりましたが相変わらずエルロンの効きが悪く、機体姿勢が傾いた時にうまく戻せないことがありました、その反面ラダーの効きはとても良くやはりこの機体はラダー機なのだなと思いました。ラダーを使って操縦している分には問題なく安心してフライトができるのですが、それではエルロン練習にはならないのでプロポ(FutabaT10J)側でエルロンを切った時にラダーも入るようにミキシングを掛けました。(デフォルトの50%)
この設定で、非常にフライトが安定するようになり、やっとサバンナ号と同じぐらい安心して操縦できるようになりました。
6.主翼のカーボン・スパー補強
安定してフライトできるようになり、たまにループ(宙返り)などもやってみました、しかし後半の機首引き起こしで主翼がかなりたわんでいるのが遠目に見ても分かるぐらいでした。あまりやりすぎるとバンザイ墜落になるので、この日はほどほどのフライトでやめました。帰宅後手持ちのカーボン・スパー(0.3㎜厚x8㎜巾)を主翼上面に貼りスパン方向の補強をしました。手でしごいた感じではかなり補強されているのがわかります。次回フライトで試してみます。
1.主翼上反角を少なくする。