試作機でのテストフライトで効果上々でしたのでバラック状態から完成形に仕上げました。
- 基板をユニバーサル基板一枚構成に。
- パワーLED(3W)に集光レンズを付加し光量アップ。
- 本体取付用ケースをプラ板で製作し見栄えをかっこよく。
- LED点滅スタート・ストップ用スイッチを付加。(キャリブレ、GPS補足状態などの本体LED状況を見えやすくするため)
- プロポから点滅オンオフ制御可能。(将来搭載予定)
詳細は続きを読んでくださいな、
Phantom2本体への取付方法
こんな感じでPhantom2 本体に取り付けました。上に見える青い物体は1000mAh/2S/7.4Vのリポバッテリー、真ん中の黒い帯状の物はバッテリー固定用にしてるベルクロテープです。この状態でフライトしました。
結構電力を使うようなのでとりあえず別電源にしてます。本体バッテリーとの共用化は様子を見ながらです。
カバーを外した状態
LED駆動回路が見えます。
基板取付板
厚さ1mmの発泡塩ビ板(白色)を曲げ加工し、取付用の穴を何個か開けてあります。発泡塩ビ板は比較的低温(50℃)で軟化し始めるため曲げ加工はとても簡単です。
上の板は基板取付用、下のは基板を覆うカバーです。
本体への固定方法
スキッド固定用のM3ネジを使いアルミアングル材を共締めしてあります。そしてこのアルミアングル材にプッシュリベットで固定(4カ所)。
基板取付板とカバーの二枚まとめてプッシュリベット固定してあります。
それと基板の取り付けはスキッドのCanBus側にしてます、こちら側にしたは反対側のスキッドには電子コンパスセンサーが取り付けてあるので基板回路による影響を回避するという理由です。(但しこの影響については実フライト検証はまだです)
尚、基板と基板取付板との間には秋月で購入したスペーサーを使用してあります。
パワーLED用集光レンズ
左が3WのパワーLEDで、右がそれに被せる集光レンズ(プラ製)
このままではブカブカで固定されないので実際にはホルダーを使って固定します。写真の黒い円筒形がホルダーであらかじめレンズが組み込まれてます。(実は、ホルダーの存在をしらなくてレンズ単体で購入しちゃいました。)
LED駆動回路基板
次は基板周りです、
LED駆動用の基板は前回試作時の物と同じですが、試作時はLED配線の間に挿入して熱収縮チューブでカバーしただけの簡単な状態でしたが今回の完成形では基板の方に取付てLED配線をスッキリとさせました。
LEDの点滅制御にはタイマーICなどを使わずにArduinoを使ってます、これは点滅パターンをプログラムで簡単に変更できることと、将来的にプロポ経由で点滅オンオフができるようにするためです。
Arduino基板はドーターボード形式になっていて取ってみた画像は以下のようになります。
- LED点滅回路用トランジスタ:Arduino(ATMEGA328P)のIOピンとLED駆動用定電流ドライバーと接続してあり、この信号線でLEDのオンオフを制御してます。(OC接続との指定があるので入れてます)
- 点滅オンオフ・スィツチ:このスイッチ長押し(約1.6秒)で点滅オンオフをトグル動作します。
- 7805三端子レギュレータ:電池電圧からArduino基板用+5Vを生成してます。
Arduino基板
黒まめ工房というとこから買いました、KR-102Sという型番のもので540円でした。但し、パーツキットなので自分で半田付要です、それとブートローダー書き込みも必要です。)
パワーLEDの本体取付方法
アルミアングルを加工
ホームセンターで購入したアルミアングル(t=0.8㎜、25㎜x25㎜)を以下の様に加工しました、スキッド固定用のPhantom2側のネジはM3ですが、アルミアングルの穴あけ精度不足を回避するため共締め用の穴を約3.2㎜と大きく開けてあります、それと配線逃げ用の穴径ですが、元穴が8㎜なので余裕を持って大きく開けないとアルミアングルのエッジで配線被覆にダメージを与えてしまう恐れありです。
アングル長は約50㎜です。
LEDホルダーを固定
裏側からM2タッピングネジで固定
完成形です
Phantom2本体への取り付け
フロント側(白色LED)
レンズホルダー欠品中のため右側のホルダ(白)ーは仮組付けです。
リア側(赤色LED)
完成後のテストフライトしてきましたので別記事でアップするつもりです。
それと、基板の回路図、Arduinoプログラム(Arduino界ではスケッチと呼んでます)の方も別記事でアップ予定です。(書き上げる余力があればですかね)
以上