Lightbridgeを使ってみたいという知人の依頼があり知人のPhantom2とこちらで使っていたLightbridge搭載機を入れ替えました。Lightbridge搭載機ではFutabaT10Jを使っていたのでいまさらDJIプロポに戻りたくなくて交換機のPhantom2のプロポをFutabaT10Jに入れ替えました。
ということで入れ替え作業の手順をまとめてみました。
- Futaba受信機R3008SB搭載&SBUS結線
- T10Jのチャンネル設定(割当&リバース)
- AssistantSWでのステックキャリブレーション
- IOC機能、GPS機能の各選択スイッチのエンドポイント設定。(DJIプロポの左右肩のスィツチのことです) 注)Naza-Mモード時のみ要。
ハード的にも部品追加、本体への追加工なども無く半日作業ぐらいでしょうか。(慣れてくれば1時間ちょいぐらいですが、まさかこの作業を何台もやる人いないでしょうから、やはり半日ぐらいは必要です)
参考:「Phantom2:Lightbridge編#4~Futaba-T10Jプロポ設定&調整~」記事はこちらです。
Futaba受信機R3008SB搭載&SBUS結線
DJI受信機(メイン基板の下にあります)
DJI受信機からコネクタ2本を抜きます
Futaba受信機R3008SB
S-BUS2に接続
これで、ケーブルはPhantom2のX2ポートとS-BUS2間を接続することになります。
Phantom2に固定
両面テープで固定しました。受信機底面に適当な厚みのものを挟んで。Phantom2 メイン基板から少し浮かせてあります。これは写真に見える赤黒配線(バッテリー電源線)の半田の盛り上がりと干渉するからです。
アンテナ線を外に出してスキッドに這わせる
もう一つのコネクタは使いません
DJI受信機から外したもう一方のコネクタは使わないので適当に束線バンドで留めておきました。
DJIの受信機+アンテナ線は取り外さずにそのままにしてあります。そのうち外すかもしれませんが、また使うこともあるかもしれないので。
完成形です
こんな感じに仕上がりました、あとは上面カバーを取り付けて終了です。
T10Jのチャンネル設定(割当&リバース)
T10Jにはマルチコプターモードというのがありますがここでの設定は飛行機モードにしました。というのは後で出てきますがエルロン・ラダーミックスを使いたいのですがこの設定項目は飛行機モードにしかないためです。(飛行機モード設定でもスティックのチャンネル割り当ては変わらないので不都合は特にないと思います)
チャンネル設定
- CH5:ジンバルチルト
- CH6:IOS機能選択(オフ/CL/HL)
- CH7:GPS機能選択(GPS/ATTI/FAilSafe)
CH5&6に割り当てるには3点トトグルスイッチが必要でしてT10Jには2個しか3点トグルがないので必然的にこの選択(SWE&SWC)になります。
リバース設定
2CH、6CH、7CHを新たにリバース設定します。尚3CHはFutabaの場合デフォルトでリバース設定されてます。
AssistantSWでのステックキャリブレーション
DJIでは「プロポが変わったらスティック・キャリブレーションをせよ」見たいなことがどこかに書かれてた記憶がかすかにあったことからまずはスティック・キャリブレーションです。
PCとUSB接続し、AssistantSWを起動させます。丁度この時V3.4がリリースされてたのでインストールしたため上記画面はV3.4のものです。
キャリブレーション後に値を確認して-1000~1000まで振れれば良いのですが何回やってもエルロンとラダーの値はマイナス側は-1000に届きませんでした。(プロポのエンドポイント設定の方で再チャレンジ予定)
【重要】 IOC機能、GPS機能の各選択スイッチのエンドポイント設定。~必須です、但しNaza-Mモード時のみ~
そもそも、Phantom2をNaza-Mモードに設定してない場合はこの設定は不要です。(SWで機能選択できないので調整の意味ないです)
AssistantSWの画面を見ながらプロポのエンドポイント設定画面でエンドポイントの値を調整します、これをやらないとIOC機能、GPS機能選択スイッチが機能しません。というかデフォルト状態(IOCオフモード、GPSモード)になりません。なので、この設定作業は必須です。
CH6:IOC機能選択スイッチのエンドポイント調整
IOCタブ選択でこの画面になります、プロポSWEを操作しながらプロポのエンドポイント設定画面でUpper側とLower側の値を調整して機能選択がうまくできるようにします。最初は操作に戸惑うかもしれませんが、少しやってると要領がわかってきます。(言葉で説明するのが大変なので省略しました、この記事を見てトライする人には申し訳ないですが頑張ってみてください)
SWEを奥に倒してIOCオフが選択、手前に倒してホームロックです。
CH7:GPS機能選択スイッチのエンドポイント調整
同じ要領でSWCを操作しながらCH7のエンドポインの調整をします。
これで、FutabaT10Jへの載せ替え作業は終了ですのであとは実際にフライトさせて確認しましょう。
きっちり確認されるまではフライトは慎重に!!
以上