前回記事「micro:bitを使ってみる」ではプログラミングをJavaScript(ブリックエディター)を使いましたが、今回からはPythonを使ってみようと思います。

micro:bitのPythonプログラミングにはテキスト・エディターを使うことになりますが、このエディターには2種類提供されてました。(Python用のブロック

  • オンライン版:Chrom、SafariなどのWebBrowserを使いサーバー上でプログラミング
  • オフライン版:Muエディター(プログラミング用テキストエディターの一種)を使う。

こんかいの記事ではこのMuエディターのインストールと簡単な使い方を書いてみます。

micro:bit上で動作するPythonを正式には”MicroPython”と呼びます。

Muエディターとは

公式サイトには「プログラム初心者用のPythonCodeエディター」と書いてあります。

雑誌、他のWebSiteに多数登場するのでmicro:bit用のオフライン版としてはメジャーなモノと言えるようです。但し、あくまでもエディターであり実行環境は別物で、これに関してはmicro:bit内部に実装されているのをつかうということです。

詳細は公式サイトとか検索サイトで探るとしてまずはインストールから入ります。

インストール

①ダウンロード

公式サイトのダウンロードページから実行ファイルをダウンロードします。

ダウンロードページにアクセスすると以下の画面になるのでOS別のボタンをクリックすると実行ファイルの保存先選択後、ダウンロードが始まります。

現在使用PCはWindows10(64bit)なので64bitボタンをクリック。

Windows7以降であれば64bitで良いと思います。(当然、インストール先PC上の搭載OSに依存します)

 

②インストール

“mu-editor_1.0_win64.exe”というファイルがダウンロードされるので、このファイルをダブルクリックするとインストールが開始されます。

最初に「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」といういつもの警告メッセージがでますが、ここは当然「はい」を選択。

以下、順次表示されるインストール画面を参考として掲載、特に設定する項目はなくデフォルトのまま先に進んでいきます。

 

 

ここでインストール終了。

Finishをクリック。

Mu使い方

①Mu起動

WindowsのスタートメニューにMuアイコンがあるとおもうのでそれをクリックで起動します。

起動すると、以下の画面になります。(赤字は作者の追記コメント)

②モード選択

コーディングに入る前にモード選択をします、画面上部メニューアイコンの左端のモードをクリック。

モード選択画面がでてくるのでBBC micro:bitを選択。

③プログラミング

「# ここにコードを書いてね :-)」とあるので、その通りここにプログラムコードを書いていきます。この「ここに・・・」という文章はコメント文なので無くてもOK、有ってもOK、気になるのであれば削除しましょう。

手始めに、公式サイトのオンライン版のPythonコーディング画面(下記スクリーンショット参照)のサンプルプログラムをそのままコピペします。

これをそのままコピペします。

出来上がりの画面を下にアップ。

<Muエディター画面>

このプログラムは、5x5LEDマトリクスで”Hello World”をスキャン表示するものです。

完成したら保存します。(ここで言う保存とは自分PC上にpythonコードを保存するもので、ファイル拡張子は自動的に.pyが付与されます。

④micro:bitで実行

Muエディター上部のアイコンメニューから「転送」をクリックするとmicro:bitにPythonコードファイルが転送されます。

転送終了と同時にプログラムが実行されます。

⑤サンプルプログラム実行動画

MicroPythonチュートリアル

このMicroPythonを使ったプログラムのチュートリアルが公式サイトのこちらにあります。

LED以外にも搭載センサー(加速度、磁気コンパス、光)を使ったサンプルがたくさん紹介されてます。

サイトの一部をスクリーンショット